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04月 16
保護者の皆様へ

保護者の皆様へ


例年ならば、4月は多くの新入生を迎えるなか、木々が花を咲かせ、キャンパスには活気に満ちた雰囲気が溢れている時期でした。


しかし、日本だけではなく、世界中に拡大している新型コロナウイルスの感染がそれを許しませんでした。本学では、学生の安心・安全を最優先に考え、新型コロナウイルスの感染拡大への対応策として以下のことを決定しました。

  • 春学期の授業形態については、全期間すべての開講科目をオンラインで実施することにしました。
  • 春学期の授業日程については、開始日を4月30日(木)からとし、終了日を7月22日(水)としました。
  • 春学期末に実施する試験方法については、学生同士を緊密に接触させる筆記試験は実施しないことにしました。


これらは、すべての学生の皆さんに安心して学生生活を送ってもらうことを考えたうえでの措置です。どうぞご理解のほど、お願い致します。上記の措置を講じても、学生の皆さんの学習環境が損なわれることはありません。確かに、本来ならばキャンパスで過ごす学生生活を謳歌できない分、期待通りの時間を過ごすことはできません。しかし、それを補うために私たち教職員一同、寸暇を惜しんで従来通りの教育環境や学生生活を送れるよう努力しています。

 

聖書の詩編84編11節には「あなたの庭で過ごす一日は千日に優る恵みです」という御言葉があります。

これが意味するのは、「私たちの生活には、時を刻む時計が欠かせない。時計は、人の主観を離れて、正確に時の長さを刻んでいく。しかし人にとっては必ずしも時の長短だけが大切なものではない。聖書の時代の人々の時の感じ方を垣間見るとき、むしろ時はそれを満たすものによって長短が測られることを教えられる。確かに充足した時とそうでない時の時間の長さは全く違う。それは今日の言葉で言えば「人生の質」ということができる。千日にもまさる中身の濃い一日がある。」ということです。


立教大学も学生の皆さんに、単に4年間という時間を過ごすだけではなく、充実した濃密な時間を提供したいと考えています。現在の厳しい状況を前に、ただ悲嘆にくれて時間を無為に過ごすのではなく、4月30日から始まる授業に新たな発見を見出し、いずれ始まるであろうキャンパスでの学生生活を期待しながら、今できることに全力で取り組んでほしいと思います。


なお、本学には、経済的理由により学業継続が困難な学生に対して、学業継続の機会を保障することを目的とした奨学金制度をはじめ、様々な奨学金制度がありますので、ご相談ください。


現在の新型コロナウイルス感染の拡大は決して予断を許しません。この難局を乗り切るためにも、保護者の皆様のご理解とご協力を賜れば幸いです。

最後になりますが、学生はもちろん、保護者の皆様におかれましても、一日でも早く平穏な生活に戻れることをお祈り申し上げます。


立教大学総長

郭 洋春