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​​​​​​​​​文学部長 西原 廉太 ​文学部のサイトはこちら​​

 立教大学はリベラルアーツを大切にする大学です。リベラルアーツとは、人間とは何か、世界とは何かを読み解く学問の技法です。立教大学文学部の英語表記は“College of Arts”といいます。すなわち文学部はリベラルアーツそのものを徹底して探求する“College”であり、そういう意味では立教大学の根幹を支える学部でもあるのです。

 2005年に、立教大学文学部は、立教を創設した米国聖公会を代表するフランク・グリズウォルド総裁主教に名誉博士学位を授与いたしました。そのグリズウォルド総裁主教は、聖公会が大学を設立する意味をこのように述べておられます。「大学とは真理を味わう場であり、学生、教員とは真理を探究する旅人だ。大学は学生の“character”を形成する場だ。“character”とは単に、性格とか人格ということではなく、<自らの弱さや不確かさを自覚する変化を恐れない精神>を意味する。だからこそ大学は真理を探究するために常に開かれていなければならない。閉じられてはならない。自らが試される、自らが否定されることを恐れてはならない。そのような意味で<危険な場>でなければならないのだ」。

 立教大学文学部の課題とは、まさしくこのような意味において、<危険な場>となることです。批判すること、批判されることを恐れず、真理とは何かにこだわり続けること。自己の存在を知り、他者の存在に気づき、人間を学び、世界を読み解くこと。いわゆる「常識」「定説」を疑うこと。「権威」を問い、相対化させること。自らオリジナルの原書・原文、第一次資料にあたり、読み、確かめること。そのためには、必要な言語を修得する必要があります。日本にないものであれば、実際に海外にまで出かけていき、自分の目で確かめなければなりません。ご子息・ご息女には、そのようにして“character”をつくりあげていっていただきたいと願います。

異文化コミュニケーション学部長 浜崎​ 桂子 異文化コミュニケーション学部​のサイトはこちら​​​​​

 グローバル化に伴う文化や価値観の多様化によって、社会はこれまでにない新たな課題に直面しています。これから羽ばたいていく若い世代には、これまで以上に、柔軟で創造的な思考が求められているといえるでしょう。本学部では、複雑化する社会の中で、相互理解に向けた解決策を探求するための「異文化コミュニケーション」を、幅広く専門的に学ぶことをめざしています。

 授業では、多様な背景をもつ学生たちや留学生たちが共に議論し、学びの中で異なる文化や価値観に出会い、課題に取り組む場を設けています。2016年から英語で学部専門科目を履修する「Dual Language Pathway」が始まっているほか、「日本語教員養成プログラム」や「通訳・翻訳者養成プログラム」では、専門的で体系的な教育を行っています。3,4年生は、卒業論文を通し、ボーダレス化した世界の、人間、文化、地域に関わる諸問題に主体的に取り組む能力を高めていきます。

 原則全員参加の「海外留学研修」のほか、「海外フィールド・スタディ」、「サービス・ラーニング」などのプログラムでは、異文化体験を実践しながら学ぶことを目指しています。そのほか、地域での日本語学習支援を行う「立教日本語教室」や、豊島区の小中学生に英語の楽しさを体験してもらう「English Camp」、外国人中学生への学習支援などの活動を通して、意欲ある学生たちが、地域の多文化共生に貢献するべく学んでいます。

 立教の中では一番若い学部ですが、学生と教員が一体となり、新たな伝統を築いてまいります。本学部で学ぶ学生たちには、人と人、異なる文化同士をつなぐ人として活躍してもらいたいと願っています。保護者の皆さまには、学生たちを、また本学部を、今後ともご支援くださいますよう、よろしくお願い申し上げます。

経済学部長 内野 一樹 ​​経済​学部​のサイトはこちら​

 立教大学経済学部は、歴史と伝統を継承しつつ、時代の変化をとらえて、教育プログラムを改善してまいりました。経済学部の前身は、1907(明治40)年に設立された大学商科です。しかし、学部改革に取り組む精神の源流は、江戸時代の1859(安政6)年に長崎に上陸した学祖C.M.ウィリアムズにまで遡ることができます。現在は、経済学科・経済政策学科・会計ファイナンス学科の3つから構成され、理論・歴史、政策、企業・金融について総合的に学ぶことができるカリキュラムを編成しています。毎年開講される専門科目は450以上にもなります。

 特徴的なプログラムとして、例えば1年次向けの基礎ゼミナールと情報処理入門では、独自の教授方法とテキストを使用して、学問の作法、統計学、情報倫理を学びます。

 また、近年のグローバル化に鑑みて、SSA(Short-term Study Abroad Program in Economics)という学部独自の短期海外留学プログラムを設けて、アメリカ、カナダ、イギリス、中国、フィリピン、オーストラリアの6ヵ国に学生を派遣しています。2015年からは、SSAと連動させて、経済英語自習システムREAL(Rikkyo Economics through Active Learning)を実施しています。このプログラムは、経済学の入門を英語で学ぶeラーニングプログラムであり、自主的な学習を促しています。

 さらに、“キャリア教育”という用語すらなかった1998年から「企画講座」という名称で校外学習の場を提供して、教育関係者の注目を集めました。それ以来、キャリア教育の目的と理念を検討し、工夫を重ねて、正課としてキャリアデザイン論、課題解決演習、インターンシップといった科目を開設しています。

 経済学部は、長い歴史のもとに、各界に多くの卒業生を送り出しており、校友会、四丁会など卒業生のネットワークも充実しています。これからも入学して本当に良かったと思える学部として、そして卒業後は母校として誇りに思える学部として、教育プログラムの一層の充実に努めます。保護者の皆様におかれましては、経済学部の教育にご理解を賜り、ご協力下さいますよう、よろしくお願い申し上げます。

経営学部長 山口 和範 ​経営学部のサイトはこちら​​

 今日、情報化やグローバル化の進展により、ひとの働き方や企業の在り方も大きく変化してきています。世界中のあらゆる国や地域はリアルタイムで繋がり、情報や資源、製品、労働力が有機的に結びついています。多くの日本企業が海外に進出している一方で、日本国内にも多くの外資系企業が進出しています。また、多数の日本企業が、海外企業と積極的に提携しながら事業を進めています。その結果、日本企業にも、さまざまなバックグラウンドを持った従業員が必要とされており、職場環境が激変しています。さらに、人工知能の進展と実用化により、ひととしての活動にも変化が求められています。このような時代に、さまざまな価値観や考え方を持った人を巻き込みながら、常に変化に対応し、ときには新たな時代の理想を追い求めていく力が必要となります。このために、経営学部は、社会や企業の機能を理解し、明確なビジョンと高潔さを持ったうえでリーダーシップを発揮して、自らの目標を実現させ、社会に貢献することのできる人を育成する学びの環境を提供します。具体的には、「多様性に寛容なグローバルマインドと異文化コミュニケーション力」、「新しいビジョンを創り出すイノベーション力」、「信頼のベースとなる誠実さと高い倫理観」、「経営学に関する高い専門知識と国際的に通用する深い教養」を涵養します。

  これらを身につけるために、経営を単に合理性や効率の追求という観点だけでとらえるのではなく、異文化理解や企業の倫理性・社会性も重要な側面であると考え、経営戦略論、マーケティング、会計、ファイナンス、組織の心理学、組織論、企業倫理、コミュニケーションなどのさまざまな分野を理論的かつ実践的に学んでいきます。

  教育目的を達成するために、「ビジネス・リーダーシップ・プログラム(BLP)」、「バイリンガル・ビジネスリーダー・プログラム(BBL)」、「グッド・ビジネス・イニシャティブ(GBI)」を核とした独自のプログラムを展開しています。1年次春学期の「リーダーシップ入門」においては、企業から与えられた課題に少人数グループで取り組みます。このような少人数による演習形式の授業は、「リーダーシップ入門」以外にも豊富に用意されています。さらに、学部間交換留学プログラムが充実しており、国際経営学科の学生は卒業までにほぼ100%の学生が短期留学を、約50%の学生が半年から1年間の中期留学を体験して卒業していますし(経営学科の学生も同じ条件で留学が可能)、アジアを中心とした短期の海外プログラムやインターンシップも用意されています。本学部のこのような取り組みは全国的にみても先端的かつ模範的だとして、「まれにみる経営学部」として認知され、高い評価を得ています。

  今後も、現状に満足することなく、「まれにみる経営学部」であり続けるためように、学生とともに進化し続ける所存です。保護者のみなさまにおかれましては、引き続き、ご理解、ご支援のほど賜りたくよろしくお願い申し上げます。

理学部長 枝元 一之 ​理学部のサイトはこちら​​

 理学部は、数学科、物理学科、化学科、生命理学科から構成され、それぞれの分野における体系を身に着けていただくことを使命としています。これらの体系は、科学者、技術者として巣立っていく方には無論のこと、今後社会の様々な分野で道を切り開いていく皆様に必須となる素養です。

 これまでもそうでしたが、今後日本が国際社会への貢献していく上では、人材の理学に関する教育レベルの高さが武器となると思われます。また今後日本が直面することになる様々な問題、たとえば激甚な自然災害への備えや、持続的エネルギー社会への変身等に対処するには、理学の基礎を体系として身につけたけた人材が必須です。

 理学部では、今後様々な分野で活躍いただける理学の素養を備えた人材の育成を目指しています。理学部、理学研究科における研究の営みは、数理を含めた自然界の様々な謎を解明するため、仮説を設定し、それに基づいて論理を展開し、それを観測・実験で検証し、それをもとに仮説を再設定する、というサイクルを基本とします。このようにして真理に迫る方法論は科学と呼ばれ、これは殊の外自然現象と相性がよく、自然科学は人類の文化として発展してきました。さらに、この方法論は、理学部が標榜する「課題解決能力を持った人材の育成」にも、これまた極めて相性がよいものです。

 理学部では、最終学年において自ら課題を設定していただき、教員のマンツーマンの指導により自らのアイデアでそれを解決していく、すなわち科学の方法論を自ら実践していただく「卒業研究」をカリキュラムに組み込んでいます。それを通じて、「自ら問題を設定して創意工夫によりそれを解決していく」能力を待った人材の育成を目指しています。

 保護者の皆様におかれましては、立教大学理学部に引き続きご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

社会学部長 水上 徹男 ​社会学部のサイトはこちら​​

 社会学部は<社会><文化><メディア>という3つのキーワードを掲げた学科から構成されています。3学科があつかうテーマは、明確にわかれているのではなく、部分的に重なり相互に連関しています。そのため、導入期から形成期にかけての基本的な科目群は、3学科の学生が混じり合う学部共通科目として位置づけています。社会学部の学生は、社会に関する基本的な見方を学び、社会問題の発見・分析・提言の能力を身につけていくことが期待されます。

 社会学は、個人と個人の関係から集団、組織、地域社会、国民国家、グローバルな市場にいたるまで、身近な社会的場面からマクロな世界まで対象にしてきました。グローバル化の進展のなかで変化する社会に対応するうえで、人の生活場面からグローバルな社会における重要な事項まで分析し説明してきた社会学はこれまで以上に重要になっています。社会学部ではグローバル化にむけての取組として「国際社会コース」を設置しました。

 社会学部の学生は、それぞれが属す学科での専門科目を学習しながら、さまざまな対象に向き合い、多様なアプローチを学びます。立教大学の社会学部は歴史と伝統があるだけでなく、豊富な人材が揃っているため、学生にとっては各自の関心領域にもとづき学習体系を築くことが可能です。

 本学部での学びをとおして、学生たちが学習の充実とともに実りある学生生活を送り、今後の人生に活かしていけることを願っております。保護者のみなさまには、ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

法学部長 松田 宏一郎 ​法学部のサイトはこちら​​

 保護者の皆様には日頃から立教大学法学部へのご支援、ご理解を賜り、誠に有難うございます。

 若者にとってはいつの時代も激動期といえましょうが、とりわけ現代の社会は、狭い日本の中でこれまでの世代が経験したことを指針にするだけでは到底乗り越えてはいけない状況となっています。そのような中にあって、法学部でなければ学べないこととは何か――1959年の法学部創設以来60年の歩みを振り返り、またこれからの展望を考えると、創立時に掲げた「法律・政治の技術的知識をこえた『平和と秩序の叡智』をそなえた『人間』を育てる」という原点に立ち返ることが一層重要であると思われます。

 日本では法学部が、法曹、公務員だけではなく、企業、メディア、教育、NPOなどひろく社会の各方面に人材を供給してきたことが、日本社会の安定と公正さ、そして知的レベルの高さの維持に大変役立ってきました。その中で、立教大学法学部の教育の一貫した特徴は何といっても、学生が自主的に幅広い科目選択ができることと、教授陣がそれぞれの分野でトップクラスの水準にあることです。六法科目からグローバルな政治動向まで最高水準の講義・演習を組み合わせて履修できることは、本学法学部出身者の一生のキャリア形成に必ず役立つでしょう。

 現代のグローバル化の潮流に対しては、国際的舞台で活躍する人材を育成するために、英語による専門科目の授業や留学しやすい環境の整備に努めていきます。他方で、キャリア教育については、従来からも展開してきたキャリア関連科目の一層の充実とともに、各学年を対象とした、多彩なキャリア講演会・交流会などを企画しております。

 立教大学法学部は、これからも一層充実した教育を展開すべく努力いたします。今後とも変わらぬご支援、ご理解をよろしくお願い申し上げます。

観光学部長 橋本 俊哉 観光学部のサイトはこちら​

 私たちは、人やモノ、情報がグローバルに行き交う社会に暮らしています。人が移動すれば経済効果が生まれ地域振興につながるだけではなく、旅行者と受け入れ側の人びととの交流は新たな文化を生むことにつながります。旅行者にとっても、観光することで知的好奇心が刺激され、自ら住む地域の良さに改めて気づくことも少なくありません。

 こうした多面的な効果を産む観光現象を、観光学部では「ビジネスとしての観光」、「地域社会における観光」、「文化現象としての観光」という視点から捉えて教育と研究に取り組んでいます。観光というすぐれて現代的な社会事象には、社会学、経済学、経営学、地理学、人類学、文学、心理学、地域計画学など、多彩な分野の学問領域が関係しますので、教員の専門を活かし、学生たちが多角的な視点から観光を総合的に理解し、客観的な考察ができるように教育を行っています。

 観光学部では、学生が講義を通じて専門的な知識を学ぶだけでなく、教員が直接指導する様々なプログラムや演習など現実に向き合う体験学習に積極的に取り組み、実行力や分析能力などを高めることを推奨しています。このような多角的な学びを通して得られる高次の判断力と高い教養こそが、社会で活躍するための見識グローバル化する社会の中で立教大学観光学部の卒業生に期待される素養なのです。

 立教大学観光学部は、今年度、設立されて21年目となります。日本の4年制大学でもっとも長い観光教育の歴史をもつ立教大学の観光学部は、常に日本の観光教育をリードしてきました。卒業生は国内外でひろく活躍しています。こうした伝統とネットワークに支えられた観光学部では、旅行ビジネスの枠組みを超えて、観光を通して魅力的な社会を創る、さらには人びとの生活を豊かにするためには何ができるかを追求し、理論と実践を両輪として、新しい社会を創りあげる挑戦をします。

 保護者の皆さまには、教員一丸となって取り組んでおります観光学部の教育に是非ともご理解を賜り、ご支援とご協力をいただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

コミュニティ福祉学部長 三本松 政之 コミュニティ福祉学部のサイトはこちら​​

 昨年度、コミュニティ福祉学部は学部の創設20周年を迎えました。1998年に立教の伝統のもとにミッション系の大学の理念を体現する学部として設立されてから、コミ福を巣立った卒業生たちは、社会のなかでしだいに大事なポジションにつきそれぞれのフィールドで実践を積み重ねてきています。昨年度の学内学会「まなびあい」の大会シンポジウムでは卒業生が「コミ福力」について語りあいました。

 コミ福の特徴は臨床系の学部であるということにあります。臨床の英語表現の"bedside"には「寝床のかたわら」や「(病人の)まくら元の」などという意味があります。本学部は「いのちの尊厳のために」という理念を掲げ、"bedside"にあろうとする学びの姿勢を大事にしたいと考えています。コミュニティ福祉学部では東日本大震災復興支援プロジェクトを震災以来続けてきています。そこでの活動は「教室では伝え切れない、いのちの尊厳を直接感じ取る場」となっています。

 本学部が取り組もうとする多様な課題には、子どもの貧困、人々の結びつきの弱まり、社会的排除の拡がり、外国にルーツをもつ人びとの生活課題、さらには超高齢社会における健康への不安などがあります。これらの課題は人権という人間らしく生きる権利に関わります。またウエルネスは、健康を生きがい感なども含め、個人の生き方そのものを問います。

 福祉学科は福祉実践を担うソーシャルワーカーの養成を、コミュニティ政策学科は福祉社会の形成基盤としてのコミュニティデザインに貢献できる人材養成を、そしてスポーツウエルネス学科はすべての人が健康で豊かに生きる社会に向けて、コミュニティ全体の健康維持・増進に貢献できる人材を育成していきます。そして、これからも「いのちの尊厳のために」という学部理念を自分の言葉として語れる人材の育成に務めてまいります。

現代心理学部長  江川 隆男 現代心理学部のサイトはこちら​​

 現代心理学部は、2006年に開設された新しい学部です。すでにこの学部から多くの学生が巣立ち、社会のさまざまな分野で活躍し、それぞれの人生を歩んでいます。

 本学部は、心理学科と映像身体学科の2学科から構成されています。いずれの学科も、私たち人間の思考する「心」、活動する「身体」、そして現代人に計り知れない影響を与えている「映像」(あるいは知覚の中心たる「視覚」)の三つをメインテーマとしています。こうした2学科の探求は、21世紀に相応しい新たな人間学の創出を目指しています。

 心理学科は、まもなく創設70周年を迎える、日本の心理学科のなかでも有数の歴史と伝統を誇る学科です。本学科には、科学的で実証的な方法論を基盤とした、知覚、認知、学習、発達、社会、産業、臨床といった心理学のほぼ全領域をカバーする教員が在籍し、その研究と教育をおこなっています。また、心理学科では、2018年度より国家資格「公認心理師」の受験資格取得に必要な科目を開講します。

 映像身体学科は、本学部の創設と同時にできたまったく新しい学科です。この学科では、既存の多様な表現分野(映画、演劇、写真、舞踊、テレビ、身体技法、等々)についての分析と総合を学びつつ、それを通してまさに批判と創造の諸条件を探求することが何よりも求められます。これは、実践系、制作系、理論系の違いを超えた、本学科で学ぶ者にとっての共通の課題です。

 大学で学ぶ意義は、以前とは異なり、かなり変化しているように思われます。社会において個人の存在がより尊重されることと歴史において諸学問がより発展することとは、実は密接に関係しています。

 立教大学は、大学生活においてまさに皆さん一人一人の学び続ける能力を育もうという教育理念のもとに、2016年度から、RIKKYO Learning Styleに基づくカリキュラムをスタートさせました。その中心にあるのは、卒業のための分野や単位習得のための科目といった理解ではなく、各自の人生において学び続ける力を、単に適用する能力としてだけでなく、とりわけ形成する能力としても身につけることの大切さです。それぞれの皆さんが、本学部でこのことを最大の目標として学ばれることを期待します。

グローバル・リベラルアーツ・プログラム​(GLAP)
運営センター​長 池田 伸子 GLAP​のサイトはこちら​

 グローバル化の進展により、これからの世界はますます複雑化していきます。人や情報が国境を越えて簡単に移動できる世界、そんな世界の様々な課題に向き合い、解決していくことができる人材を育成するために、グローバル・リベラルアーツ・プログラムは、2017年4月に発足し、今年で3年目になりました。

 文化・宗教・政治・経済などいくつもの層が重なり合って生じている課題を解決するためには何が必要なのか、私たちは常に考えています。グローバル・リベラルアーツ・プログラムで4年間を過ごした学生が、1つの考え方や専門領域にとどまらず、幅広く国際的な視野を持ち、さらに、多様な背景の人々の中でリーダーシップを発揮する力を身につけることができるよう、プログラムの内容の開発・改善に取り組んでいます。

 グローバル・リベラルアーツ・プログラムは、日本の大学では他に類を見ない先進的なプログラムです。このプログラムに携わる教員、職員は、これからも学生とともにこのプログラムの発展に努めます。常に未来を視野に入れ、今後も発展を続けるグローバル・リベラルアーツ・プログラムにご期待いただくとともに、保護者のみなさまにおかれましては、引き続き、ご理解、ご支援のほど賜りたくよろしくお願い申し上げます。

全学共通カリキュラム運営センター部長 井川 充雄 全学共通科目​​のサイトはこちら​​

 立教大学は教育目標として「専門性に立つ教養人の育成」を掲げています。学生は、自分の所属する学部で学ぶ専門科目だけでなく、全学共通カリキュラム運営センターが提供する「全学共通科目」を4年間かけて履修することになっています。そうすることで、専門に偏らない教養を身につけることができます。

 「全学共通科目」には、言語系科目と総合系科目があります。言語系科目は言語A(英語)と言語B(初習言語)の2言語を1年次必修で学びます。英語では、ネイティブ教員の指導で英語によるディスカッションを行うクラスを履修するなどして、アカデミックな英語の読解力を伸ばすだけでなく英語による発信力も養います。言語Bは、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語、ロシア語(文学部のみ)、日本語(留学生のみ)から選択します。必修科目としては1年次のみですが、2年次以降もレベル別の自由科目を履修して学習を継続できます。

 総合系科目は「学びの精神」「多彩な学び」「スポーツ実習」の科目群で構成されており、導入期は主に「学びの精神」、形成期と完成期には「多彩な学び」科目群から学生が選択します。学際的な科目を学ぶことで、広い視野を持てるように教育をしています。

 立教大学は2017年度に学部横断的な「グローバル教養副専攻」を設置しました。Arts & Science Course、Language & Culture Course、Discipline Courseの3つのコースがあり、日本語で学ぶ科目のほかに、外国語で学ぶ科目や海外体験を履修すると、卒業時に「グローバル教養副専攻」の修了証を受け取ることができます。これによりグローバル化の時代にふさわしい教養や広い視野、応用力を身につけることができます。

 このように立教大学は、それぞれの学部に限定されない教育に取り組んでおり、「専門性に立つグローバル教養人」の育成を目指して、すべての学生を応援しています。