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​自由の学府へようこそ

​総長 郭 洋春

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 保護者の皆様には、日ごろ立教大学のためにご協力いただき感謝申し上げます。

立教大学の沿革

 立教大学は、1874年にアメリカ聖公会の宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズ主教によって、東京築地の外国人居留地に聖書と英学を教える私塾として開校されました。

 創立者ウィリアムズが目指したのは、当時の日本の教育に蔓延していた功利主義、実利主義的価値観に対して、PRO DEO ET PATRIA(神と国のために)という考え方でした。これは「普遍的なる真理を探究し、私たちの世界、社会、隣人のために」生きることを説いた考えであり、立教大学の教育理念として位置づけられています。

 この教育理念こそ、現​在のグローバリゼーションのもとで広がる格差や貧困、様々な対立に対する解決手段、功利主義、実利主義的価値観のもとで果てしなく繰り返される自由競争の結果です。

 従って、立教大学が目指す教育こそ、混沌とした現代社会に対して「人はいかに生きるべきか」を考えさせ、自らが進むべき道をキチンと定めることのできる軸を作り、人生の構想力を磨ける教育だと自負しています。立教大学はそのために学生一人ひとりが成長できるプログラムを正課・正課外に配置しています。学生諸君は、そのプログラムを自らの興味・関心に照らし合わせながら、自由に履修・参加することができます。

​理性を身につける自由の学府

 立教大学の特徴を一言で言うと自由の学府です。一見「自由」と聞くと何でもできると思いがちです。しかしこの自由こそ最も難しい選択です。ロシアの小説家、レフ・ニコラエヴィチ・トルストイは「人間を自由にできるのは、人間の理性だけである。人間の生活は、理性を失えば失うほどますます不自由になる。」と説きました。正に自由を求めれば求めるほど、自由になりたいと思えば思うほど、理性を身につける必要があります。そして、理性を身につけることができれば、ものごとを論理的、概念的に考え、行動することができるのです。

 この能力こそ、現在の日本社会が求める人間力なのです。

 立教大学は人生100年時代において自らの能力とやるべき使命を見出し、社会に貢献できる人材を育成することを目標としています。言い換えれば、現代版エリート教育です。

 保護者の皆様は、現在の学生諸君の姿に期待するのではなく、4年後の姿を夢み、大いに期待して下さい。皆様にとっての4年間は、毎日がワクワクする時間です。学生だけではなく、保護者にも期待を与える大学、それが立教大学です。

 保護者の皆様には、ますますのご支援のほど、お願い申し上げます。