政府統計部会
(1)統計教育コンテンツの作成・充実と利用の促進
2019年施工された改正統計法に合わせ、統計検定統計調査士対策本に位置付けられる「日本の公的統計・統計調査」、「統計調査士得点源問題集」、「公的統計の二次的利用に制度に関する学習コンテンツ」を適時改訂し、整備する。
(2) 統計教育コンテンツの作成・充実と利用の促進
2022年から2023年にかけて①~⑤を3つの授業の半オンデマンドコンテンツとして整理した。2024年度半期はすでに作成したコンテンツの改修、メンテナンスを行う。
①公的統計学習コンテンツ Official Statistics Contents for Multi-user(すたまる)
②公的統計総合学習コンテンツ Official Statistics Navigator(すたなび)
③将来人口推計コンテンツ Future Population Projection Contents(ポコ)
④経済波及効果分析コンテンツ Repercussion Effect Analysis Contents(リコ)
⑤SPSSを利用したミクロ統計分析コンテンツ
(3)地域における統計分析と紹介
2024年度の受託予定はない。随時受託調査は受け付けている。これまでの受託結果の成果を論文としてまとめるといった方向性を考えている。
(4)CSI統計研究会・懇話会、講習会・講演会の開催
調査統計および加工統計の作成機関の担当者を招き、統計研究会を開催する。経済統計研究会の運用の依頼を受けて不定期で実施している。また、統計利用とも関わる講習会・講演会を開催する。2019年度に公的統計の二次的利用制度及び統計GISの利用が拡充されたことを受けて、これらの利用促進に重点を置く。
(5)統計活用セミナー、統計検定受験の促進
データサイエンスの時代を迎えて多様なセミナーが求められるようになっている。部会メンバーのできることを整理し、時代に合ったセミナーを企画し、提供していく。またセミナーをオンデマンド化して、長期間利用できるようにする。
統計教育部会と連携し、学習意欲向上のため統計検定の受験への事業協力を行う。学部1年次に3級、2年次以上で2級・統計調査士を勧める。また、本学学生の統計調査士試験の合格率を高めるため、部会コンテンツを使用して学生のための支援活動を実施する。本年度も、統計調査士対策セミナーを外部にも公開する。セミナーの一部をオンデマンド化する。
(6)公的統計の二次利用制度の活用推進
統計法が改正され、データの利活用が一層促進されるようになった。いくつかの機関にサテライト機関が設けられている。これまで実施してきた取り組みとして、和歌山県のデータ利活用センター、統計作成(オープンデータも含む)実務者へのヒヤリングがある。これらの活動については継続して随時実施する。本年度も引き続き、統計法改正にあわせて推進される公的統計の二次的利用制度(27条・33条申請、匿名データ利用、オーダーメード集計)に関する紹介に重点を置く。実際に利用を試みるとともに、利用体験を収集し紹介する。部会コンテンツを利用した二次的分析の講習会を開催するほか、統計法に基づく制度の利活用が広がっており、俯瞰するための情報収集も継続しておこなう。