フランス語海外文化研修

日本での事前研修とブルゴーニュ大学付属国際フランス学センター(CIEF)における3週間の語学研修です。様々な国の学生で構成されるレベル別少人数のクラスに出席します。授業はフランス語ネイティブ教員がフランスで作成されたテキストを用いてすべてフランス語で行われます。

概要

【春休みの留学プログラム】

派遣国・地域
フランス
派遣先
ブルゴーニュ大学付属国際フランス学センター
使用言語
フランス語
研修期間
2025年2月(3週間)
単位
2単位
定員
30名
費用概算
約65万円(予定)
説明会

説明会日時:2024年8月下旬予定(オンライン)

説明会URLほか詳細は、RGuide「2024年度全学共通科目(言語)その他登録日程一覧」(8月上旬までに更新予定)にてご確認ください。
現地での
様子
プログラムに参加した学生たちから、たくさんの写真が届きました! おすすめポイントも!

寮の一人部屋

キッチンは共同ですが、必要なものは一通り揃っています。

大学内を走るトラム

滞在中、学校や買い物に行く際にはこのトラムを使います。

中心街ダルシーにあるギョーム門

門を抜けると多くの店があり、買い物やお土産探しに便利です。

ノートルダム・ド・ディジョン協会

教会や無料の美術館が多くあり、芸術に触れることができます。

中心街ダルシーにある映画館

学生料金(約6€)で映画を観ることができ、息抜きになります。

バスで約一時間半のところにあるボーヌ

ブルゴーニュ地方の特徴的な屋根瓦を見ることができます。

パリのルーブル美術館

ディジョンはアクセスが良く、有名都市を気軽に観光できます。

中心街ダルシーにあるマルシェ

専門店が数多くあり、中にあるレストランで食事もできます。

学生寮

寮には日本人以外の様々な国から来た学生がいて、にぎやかです。

留学
体験談
語学と共に踏み出す勇気を学んだ留学
(経営学部国際経営学科 S.Sさん)

私は大学入学後、必修の第二外国語としてフランス語を選択し、2年次も引き続きフランス語中級の授業を受講しました。それまでフランスを含め、ヨーロッパ圏に一度も行ったことのなかった私は、中級の授業において初めてフランス人の先生に授業をしていただき、ネイティブの発音を聞き取ること、簡単な会話を交わすことを経験しました。自身のフランス語がネイティブの先生に通じた際の喜びが大きく、フランス語を更に話せるようになりたいという気持ちも強くなったタイミングで、この短期留学プログラムの存在を知り、思い切って参加してみることを決めました。ここからは、主に言語学習の側面から本プログラムでの体験を紹介したいと思います。

私たちが参加したのは、ブルゴーニュ大学CIEF主催のフランス語学習者に向けた特別プログラムです。本プログラムには日本だけでなく、様々な国からフランス語を学ぶ学生や社会人の方々が集まってきます。そのため現地の先生も日本語は全く分からず、コミュニケーションはすべてフランス語で行われました。しかし、クラスは事前に行われた実力テストにおいて予めレベル別に分けられており、先生も私たちが聞き取りやすいようにペースダウンして話してくださったため、全く理解できないということはなく、安心して授業を受けることができました。フランス語には日本人は馴染みのない発音も多く、聞き取ることが特に難しいとも言われますが、毎日フランス語による授業を受けたことで、3週間という短い期間のうちにも耳が慣れ、リスニング力の向上が感じられました。授業内容としては主にフランス語の文法を扱っていましたが、日本の授業で一度は習った内容であったため、フランス語でも十分に理解することができ、加えてそれらが実際にどう使われるのかについても教えていただいたため、更に学びが深まったと思います。

また授業外のフランス生活においても、自身の成長を感じられることがありました。それは、「文法的に正しい言い方は分からなかったとしても、自分から話しかければなんとかなる」と思えるようになったことです。留学前は、フランスの方はフランス語について非常に厳しいイメージがあったため、拙いフランス語では話を聞いてもらえないのではないかという不安があり、なかなか自分から話しかけることができずにいました。しかし実際にフランスでの生活を体験してみると、フランス、特に私たちが滞在したディジョンの方々はとても親切で、決して完璧ではない私たちのフランス語もしっかりと聞いて、こちらの意図を汲み取ろうとしてくださることが分かりました。印象に残っているのは、ショコラトリーに行った際にお客さんとしていらしていた現地の女性が、日本人の私にわざわざ声をかけ、その店のおすすめを教えてくださったことです。その気遣いに心がとても温かくなり、素敵な街だと思いました。このような親切な方々と出会ったことで、異文化圏において、異国の言語を用いてコミュニケーションを取るということに対する抵抗が少なくなり、特に一人で買い物に行ったときなどに、「怖がらず、とりあえず話しかけてみよう」というマインドが身に付いたことを実感しました。

このような、ある意味で楽観的な考え方は、ことに言語学習においては非常に役立つものなのではないかと思います。いくら完璧な文法を身に着けたところで、それを実際に使ってみる勇気がなければ、努力も 水の泡となってしまうからです。異国の地、異文化の人々を怖がりすぎずに、自分から動いてみることの大切さを学ぶことができたこのプログラムは、私にとって非常に有意義な経験となりました。

留学
体験談
些細な日常に心躍る日々
(現代心理学部映像身体学科 A.Kさん)

このプログラムを通して言語能力だけでなく、精神的な面も成長できたと実感しています。私は大学の第二外国語学習からフランス語の魅力を知りました。語学力にまだ自信がない状態で約3週間乗り越えられるか不安もありましたが、以前コロナウイルスで留学が取り消しになったこともあったのでチャンスがあるうちに行こうと思い、参加を決断しました。

香ばしいパンの香り、歴史を感じられる美しい建造物、授業で習っていたよりも遥かに速いスピードのフランス人の会話、五感に触れる全てのものが一瞬にして変わった、憧れのフランスに着いた瞬間の心の弾みを、私は一生忘れないと思います。滞在したディジョンはブルゴーニュ地方の中心地で、街の中にはワインの博物館やパン屋、美味しいレストランなど魅力あるお店や教会、美術館などが建ち並んでいます。そして街を一歩出ると、豊かで広大な自然が広がっている素敵な都市です。学校からトラムですぐに行けるダルシー広場では、マルシェで量り売りの食材を買ったり、名物のマスタードを試食したりとディジョンの魅力をたっぷり経験できるので、毎日のように足を運んでいました。現地では拙くともフランス語で挨拶をして注文をすると店員の方も笑顔で対応してくれたので、渡仏前に抱えていた不安が一気に吹き飛びました。正しい発音や文法はもちろん大切ですが、一番重要なのは声を出して行動することです。勇気を出してフランス語で購入したパンは格別に美味しく、この経験は今でも深く記憶に刻まれています。

授業は全てフランス語で行われるので集中力が必要です。それに加えて、日本では得られない言語の学びを得るためには積極的に授業に参加することも肝心です。自分のレベルに合ったクラスに配属されますが、やはり発言や質問をすることが言語力向上の鍵であると改めて感じました。対話中心の講義だったので、この3週間で特に聞く力と話す力が伸びたように思います。現地では学んだ言葉をそのまますぐに活用できるチャンスが溢れているのでフランス語に対するハードルも下がりました。しかし事前に知っている単語が多ければ、より多くの言葉を聞き取って理解することができたはずです。理解はより濃いコミュニケーションに繋がり、知識として蓄積されます。これから参加する方には単語を多く勉強しておくことをお勧めします。

授業のない休日は自由に計画を立てて過ごしました。私は有名な観光地のパリだけでなく、地元のバスで田舎街を日帰り旅行したりレンタル自転車でディジョンの街をサイクリングしたりと様々なことをしました。ノープランだったサイクリングでは、通りかかったパン屋で購入したパンを持って長閑な公園でピクニックをしました。帰り道の高台から見下ろした街並みは美しく、ディジョンの魅力を堪能することができました。この3週間で自分の積極性をも磨くことができたと思います。そして暮らすようにディジョンの街を満喫することができた、このかけがえの無い経験を経た帰国後も引き続き言語学習に励んでいます。

Welcome Message

Message

ブルゴーニュでフランス語を学びましょう!

ブルゴーニュ大学付属国際フランス学センター(CIEF)では、1901年以来、毎年、ブルゴーニュの中心地・ディジョンで、フランスの言語・文化・文明を学びたいと考えているみなさんを世界中から受け入れています。
そのセンターに、立教大学のみなさんにも来ていただけることをとてもうれしく思っています。
CIEFがブルゴーニュ大学のキャンパスで提供している充実した言語・文化の 授業、そして専門の授業は、フランス語を学びたい、知識をさらに高めたいと 望んでいるみなさんに、新たな地平を開くことでしょう。
歴史情緒あふれる街での滞在を通して、みなさんはフランスの文化遺産のす ばらしさを発見することと思います。街を散策し、美術館や観光地を訪れれば 、フランスの歴史、そして食文化の中心地のすばらしさをきっと満喫されるで しょう。

TGVでパリから1時間35分。ブルゴーニュの中心地・ディジョンという、
歴史・近代性・躍動する経済をあわせもったすばらしい街が、そこでみなさん を待っています。
是非、CIEFでお会いしましょう。

サミュエル・メルシエ
ブルゴーニュ大学副学長
CIEFセンター長

Venez apprendre le français au cœur de la Bourgogne !

Depuis 1901, le Centre International d’Études Françaises de l’Université de
Bourgogne accueille chaque année, à Dijon, dans la capitale des Ducs de
Bourgogne, des étudiants du monde entier qui viennent découvrir la langue, la
culture et la civilisation françaises.
C’est ainsi que nous avons l’honneur et le plaisir de recevoir les étudiants Japonais
de l’université Rikkyo.
Cours de langue et de culture, cours de spécialité : l’enseignement dispensé par le
CIEF sur le campus de l’université de Bourgogne est complet et ouvre de nouvelles
perspectives à l’étudiant désireux d’apprendre ou de parfaire ses connaissances en
langue française.
Pendant leur séjour, dans une ville au riche passé historique, les étudiants auront
aussi la possibilité de découvrir une région de France au patrimoine culturel
prestigieux. Excursions, musées, visites : l’étudiant goûte ainsi à l’Histoire de
France, à la cuisine d’une capitale gastronomique.
Sa capitale, Dijon Métropole, située à 1h35 en TGV de Paris, possède tous les atouts
d'une ville conjuguant histoire, modernité et dynamisme économique.
A très bientôt !

Samuel Mercier,
Vice-Président de l’Université de Bourgogne
Directeur du CIEF

問い合わせ先

全学共通教育事務室(池袋)6号館1階