2022年6月16日(木)SPIRITのInternet Explorerサポート終了について
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立教大学の教育目標は「専門性に立つ教養人の育成」です。私の専門は法学ですが、法律家にも法学以外の知識や思考方法が或る程度は備わっていることが求められますし、事情は法学部以外の学部でも同じです。そのため、立教大学の学生は、学部の専門科目だけでなく全学共通科目も履修しなければなりません。そして、立教大学では導入期(1年次初学期)、形成期(1年次第2学期~2年次)、完成期(3年次~4年次)の3つの期に相応しい教育内容を用意しているところ、全学共通科目も、それぞれの期に合わせた科目展開をしています。
立教大学の全学共通科目は、言語系科目と総合系科目に大別されます。
言語系科目には、言語A(英語)と言語B(初習言語。必修はドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、朝鮮語、ロシア語。留学生については日本語)があります。どちらも、必修科目と、発展的な学びのための自由科目が設置されています。英語学習の重要性は今更言うまでもありませんが、言語Bで多くの人にとって第3言語となる言語を学ぶことにより、英語と日本語の理解がより深まります。例えばドイツ語で名詞の性の観念を学ぶと、英語では性の観念が弱まっているけれども日本語と違って残っていることが分かりますし、中国語の文法を学ぶと日本語や朝鮮語よりも英語の方に近いのだなといったことが分かります。もちろん、言語Bの対象言語にまつわる文化への関心も高まることでしょう。更に、言語Bでは、自由科目として、ポルトガル語、日本手話が開講されており、2024年度以降インドネシア語、タイ語、タガログ語、ベトナム語も開講予定です。
総合系科目には、学びの精神、多彩な学び、スポーツ実習があります。「学びの精神」科目は、導入期の学生が高校とは違う大学での学び方を身に着けることを目標としています。形成期以降、多数の「多彩な学び」科目を履修することができるようになります。専攻分野の異なる複数の教員が議論を戦わせるコラボレーション科目や、完成期の学生向けに、「多彩な学び」の中でも一段レベルアップした立教ゼミナール発展編も用意しています。「スポーツ実習」も、定期的に体を動かす習慣のためにということで人気が高い科目です。
言語系科目の説明の中で英語学習の重要性は言うまでもないと前述しましたが、総合系科目の中には、外国語を学ぶのではなく外国語(主に英語)で学ぶ「F科目」も多数展開しています。
また、立教大学は学部横断的な「グローバル教養副専攻」も設置しています。専門科目とは異なる分野の科目を、「Arts & Science Course」、「Language & Culture Course」、「Discipline Course」といったコースに沿って履修することで、世界を意識した副専攻としての系統だった教養を獲得していただきたい、という狙いで「グローバル教養副専攻」の修了証を発行しています。