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2022年6月16日(木)SPIRITのInternet Explorerサポート終了について

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2016年度「立教ゼミナール発展編」授業実践例(全カリニュースレターNo.41より)

全学共通カリキュラム
RSLコミュニティリーダー論
担当:逸見 敏郎 教授

はじめに

 2016年4月、立教サービスラーニング(RSL)センターが創設され、全学共通科目のもとRSL科目群が講義系・実践系・演習系と三つの柱で整備されることになった。本稿では、はじめての演習系科目である「立教ゼミナール発展編2~RSL-コミュニティリーダー論~」の全体像を振り返ってみたい。

授業目的と概要

 RSL科目は、学生は学内での事前・事後学習とともに社会的課題の解決に取り組む学外機関の活動に一定期間参画する体験的学習が必須となる。これらの学習をとおして、社会的課題に気づき、その解決にむけて主体的に取り組みながら社会を作り上げるシティズンシップ(市民性)を習得することを目標としている。
 「RSL-コミュニティリーダー論」では、筆者の専門である臨床心理学をベースにしながら、コミュニティのなかで活動する理論とともに基礎的な態度と技能の習得 を目的とした。まずリーダーシップ像として、リーダーシップ論をレビューしたのちに、サーバントリーダー(Greenleaf,1977)やしんがり(鷲田 ,2015)と称される対話と協調を基盤におきながら決断するリーダー像を提示した。これらは多様な利害や価値観の交錯するコミュ ニティにおいて、その成員の能力を発揮しながら、コミュニティの合意形成と内発的動機に基づく行動を促進するために重要な示唆を内包しているからである。
 次に、対話の方法としてnarrative based approach、物語的理解を取り上げた。これはコミュニティの成員のニーズをきくとき、単なるエピソードや語りとしてきくだけでなく、その個人の先行経験などを内包した物語としてきき取り、個人やコミュニティを了解するための方法論である。後述のゲストスピーカーの講義を聞く際に、この方法を活用する試みを学生には課した。
 ゲストスピーカーとして、地域住民として地域の課題
への取り組み、行政の立場から地域の課題への取り組み、そして国際的課題への取り組みとそれぞれ活動している次の5名にご登壇いただいた;根岸えま氏(一般社団法人オフィスまる、社会学科OG)、栗林知絵子氏(NPO法人豊島 WAKUWAKUネットワーク代表)、山内道雄氏(島根県隠岐郡海士町長)、佐々木喜之氏(岩手県住田町社会教育主事)、木山啓子氏(NPO法人 JEN代表理事、法学科OG)。

授業を終えて

 受講学生は1年生から4年生の11名であった。このうちRSL科目を受講した経験のある学生は2名(1年生と3年生)、他は、サービスラーニングに初めて触れる学生であり、所属学部は、文・法・社・異文化・コミ福・観光であった。この多様性が全学共通科目の醍醐味ではあるが、学習や体験基盤の差を埋めることは容易ではなかった。
 学生の反応は概ねよく、特に地域の資源を見直し活動している方々の話が自分自身のキャリアを考える刺激になったことがうかがえる。
 今後はRSL科目のキャップストーンとしてのみならず、RSL科目へ誘う入り口としても機能させる方法を考えていきたい。

全カリニュースレターNo.41はこちら

授業概要(2016年度シラバスより)

授業の目標

私たちは、公私の生活ともに、制度及びルールのなか、他者と関係を切り結びながら生きていかなくてはならない。この授業では、コミュニティのなかで、制度や行政サービスを視野にいれつつ、市民が協働しながら自分たちのより良い生活を創り出す方法について、理論的および実践的に学修する。

授業の内容

この授業では、地域だけなく、サークル、ボランティア先など自分が関わったり、関心をもつコミュニティの魅力や課題に気づく、自分がそのコミュニティに関わる意味および意図を明確にする、メンバーの参加を促し、参加意欲を促進する、という諸点について、それぞれ理論と実際について講義とワークを取り入れながら進める。