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07月 25
【総長メッセージ】2020年度秋学期の授業について

すでに大学webサイト等でご案内しておりますように、現下のコロナウイルスの感染拡大が終息しない状況に鑑み、2020年度秋学期の授業も原則としてオンラインで実施します。ただし、一部の科目については、感染防止策も充分に講じられると判断しましたので、キャンパス内での対面授業を実施します。

オンラインでの授業の実施を原則とした理由は、次の点にあります。これまで本学では、対面授業に必要とされるソーシャルディスタンスの確保等の感染防止策を講じた場合、約4,500の開講予定科目について教室ごとにどれくらいの受講生を収容できるのかシミュレーションを重ねてきました。その結果、全面的に平時と同様の対面授業を実施することは難しいと判断しました。

加えて、本学キャンパス所在地である首都圏において、感染拡大が予断を許さない状況となっており、感染防止の観点から、単なる教室環境のみならず、通学時における感染リスクも考慮せざるを得ません。小中高校のように一律の時間割の下で分散登校などの措置をとることも、大学の場合には困難であるのが実情です。

以上のように、オンラインでの授業の実施を原則とした決定は、学生の健康と安全を最優先し、ひいてはご家族や同居する方への安心・安全や、感染拡大防止という大学の社会的責任を果たすためのものであることをご理解いただければ幸いです。

なお、春学期のオンライン授業については、2回の学生アンケートと教員アンケートを実施しており、それらのフィードバックを秋学期のオンライン授業の改善へと全学的につなげてまいります。秋学期においても、平時と変わりない教育の質を維持するよう、オンライン授業のより一層の改善へと努めてゆきます。

もっとも、秋学期は、一部の科目についてキャンパス内での対面授業を実施する予定です。とりわけ、実験・実習科目については、オンラインでの実施に限界があるため、感染防止策を徹底しつつ、受講生の理解を得ながら、対面授業を実施する予定です。

なお、対面となった授業についても、個別の事情により登校できない学生が不利益を被ることがないよう配慮いたします。また、対面授業の前後にオンライン授業を受講する必要がある学生に対しては、キャンパス内でオンライン授業を受講できる環境も整備する予定です。

さらに、オンライン授業と指定した科目においても、一部を補講(任意参加)という形で対面授業を実施する場合もあります。また、秋学期に対面授業を実施しない学部においては、正課の授業とは別に、キャンパスで学生同士や教員との交流の機会を設ける準備もしています。とりわけ、1年生のみなさんは、キャンパスでの学生生活を全く経験せずに春学期を過ごし、不安を覚えていることと思います。秋学期も多くの授業はオンラインとなりますが、感染状況を踏まえながら、平時の学生生活を一部でも実現できるよう、各学部も柔軟に対応してゆきますので、今後、学部からの連絡(webサイトやSPIRITメール等)にも注意してください。

施設利用については、図書館をはじめとして、予約制・時間制限制の上、利用開放を進めていますので、各施設のwebサイト等でご確認ください。課外活動施設についても、一定の制限の下で施設利用を開放し、学生団体(サークル等)の活動も感染防止策を前提に認める方向です。感染防止のため、不便を強いるかたちとはなりますが、大学施設の利用開放についても可能な限り進めてゆきます。

これら一連の措置はコロナ禍における「新常態」において、高等教育機関である大学がその責任を果たすために、「命も教育も」という視点から取られたものです。今回の秋学期の方針については、キャンパスでの全面的授業再開を待ち望んでいた学生のみなさんには我慢を強いることになり、本学としてもまさに苦渋の決断ではあります。しかしながら、現在も新型コロナウイルス感染症の拡大は一向に収まらず、やはり、最優先すべきは学生の健康と安全であり、繰り返しとなりますが、それは同時に、ご家族や同居する方々への安心・安全につながり、ひいては、大学の社会的責任として感染拡大の防止に寄与するものと考えます。

「withコロナ」という表現が巷にあふれ、それが長期化する見通しもある状況において、本学の「新常態」をいかに確立すべきか、現在、教職員一丸となって全力で取り組んでいます。今後の本学における「新常態」について、ご理解とご協力を賜れば幸いです。

立教大学総長 
郭 洋春


※対面授業となる科目の詳細については、SPIRIT教務部ページをご参照ください。