第89回ジェンダーセッション
「歴史と政治経済学の視点からみる中国の「農嫁女問題」」 開催のお知らせ
2023年7月27日(木)の18時00分より、ジェンダーフォーラムが主催する勉強会「ジェンダーセッション」を開催いたします。講師には、日本学術振興会外国人特別研究員(東京大学)の李亜姣(リ・アコウ)氏をお招きいたします。どうぞ奮ってご参加ください。 ※参加にはお申し込みが必要です
◆日時: 2023年7月27日(木) 18:00~19:30
◆場所: 池袋キャンパス4号館別棟4151教室
◆申込: 右のURLよりお申し込みください。http://s.rikkyo.ac.jp/3f3023c
◆定員: 50名(定員に達し次第、お申し込みを締め切ります)
◆概要:
1920年代から1950年代に中国共産党によって土地法が制定され、中国の農村女性は土地所有権を獲得した。しかし、その後の中国の高度成長の過程で、農村の女性たちは土地の権利を次第に喪失していき、権利の侵害現象は「農稼女問題」と名付けられるようになった。
中国農村女性の農地をめぐる権利の侵害「農嫁女問題」はなぜ高度成長期に発生したのか。ジェンダー秩序の再編は資本蓄積の中でどんな役割を果たしたのか。本報告は「農嫁女問題」の発生原因を歴史、政治経済の2つの側面から分析するとともに、農嫁女の抵抗運動についても実地調査をもとに紹介する。
◆講師:李 亜姣(リ・アコウ)氏:
お茶の水女子大学大学院にて博士(社会科学)取得後、同学リサーチフェローなどを経て現在、日本学術振興会外国人特別研究員(東京大学社会科学研究所)。
専門はフェミニスト経済学、中国地域研究、ジェンダー学。主な著作として『現代中国の高度成長とジェンダー : 農嫁女問題の分析を中心に』東方書店 、「『農嫁女問題』とは――現代中国における進行中の本源的蓄積」『経済社会とジェンダー』Vol.3 89-105などがあり、中国農村における女性の土地所有、同国の金融発達と女性の負債問題に関する研究を行なっている。
▽▼▽▼注意事項▽▼▽▼(必ずお読みください)
・発熱がある方、ご体調の優れない方は、ご参加をお控えください。
・お申し込み後、参加ができなくなった場合には、キャンセルのご連絡をお願いいたします。