リボン コマンドをスキップする
メイン コンテンツにスキップ

2022年6月16日(木)SPIRITのInternet Explorerサポート終了について

2022年6月16日にMicrosoft社によるInternet Explorerのサポートが終了しました。
それに伴い、SPIRITにおけるInternet Explorerのサポートも終了します。
これまでInternet Explorerを用いてSPIRITを閲覧されていた方は、Google Chrome、Microsoft Edge、Firefox等他のブラウザをご利用ください。

点字のルールについて学んでいます

視覚しょうがい学生が参加してくれました

真剣に打っています

マスあけ(わかち書き)について学んでいます

1つ1つのルールを確認しながら!!

Tエディタを使って点訳

日時 2017年11月29日・12月6日・13日 【毎週水曜日・3回シリーズ】いずれも16:40~18:10
場所 池袋キャンパス12号館1階 しょうがい学生支援室ラウンジ
講師 岡村 仁美氏(つつじ点訳友の会)
参加人数 8名(学生6名、教​職員2名)

実施後記

11月29日、12月6日、13日の3日間、池袋キャンパスで点字講座を開催しました。
今回は、点字に関する基礎知識を学ぶことから始め、

  • 点字の仕組みについて基礎から応用までを知る
  • 点字を読んだり点字器で書いたりする

といったことを中心に学びました。
また、マス空け(わかち書き)の実習や日本語点訳システムの「Tエディタ」を用いての点訳といった実践も交え、充実した3回の講座でした。

1回目は、点字の歴史、50音や数字を確認しました。点字器を使用して点字用紙に自分の名前や講座参加への意気込みを打っているときは、参加者みんなが真剣な顔をして取り組んでいました。点字の絵本、触地図などにも触れ、学びを深めました。

2回目は、新たに仮名づかい、マスあけ(わかち書き)について学びました。今年度開催された講演会のチラシにある登壇者のプロフィールを使用し、その資料を読みながら文章のどこで区切るのかを参加者全員で確認をしました。助詞や助動詞の扱いには少し苦戦しているようでした。現代仮名づかいで「う」と書くのびる音は、「長音符」を使って書くというルールですが、マスあけした文章を点字器で打ってみると意外とそのルールを忘れることが多いようです。間違えたら「メ」(六つの点)と打つ。勉強になりますね。

3回目は、今年度開催された講演会のチラシ、「季刊「立教」」の記事を用いて前回学んだマスあけの復習から始めました。墨字ではサイズが違う文字や書体を混ぜて自由に表現できますが、点字は点だけで表現するため、いかに雰囲気を伝えるのかが重要です。分かりやすくするために波線符号(~)を省いたり、前後の文章を見て吹き出し(「」)を付けたりすることもあるようです。また、外字符、大文字符、外国語引用符など、日本語文中のアルファベットやアルファベットで綴られている単語や文章の書き表し方には決まったルールがあります。「Tエディタ」を使用すると、点訳時間が一気に短縮されてとても便利ですが、細かい点字のルールを分かっていないと日本語文中に英字が混ざっている記事などはきちんと点訳できないので、基礎は大事になります。

3回の講座を通して、支援室の利用学生でもある男子学生から、自分が使用している点字グッズの紹介や注目してほしいところについて話してくれました。また、意外なところにも点字があることを知りました。缶ビールのふたには点字で「オサケ」と書かれているそうです。これを機に身近にある点字を探してみてくださいね。
今回の講座に参加したみなさんは、点字の奥深さを知ることができたのではないでしょうか。細かなルールがたくさんあり、3日間ですべてを覚えるのは難しいですが、今後も点字に興味を持ち続けてくれることを期待しています。

参加者の声

  • 点字の50音などを理解し、様々な点字が読めるようになっていた矢先、さらに発展した点訳ルールを学ぶことができ良かったです。(経済学部2年)
  • 普通に生活していては触れることのない点字について触れられてよかったです。(経済学部1年)
  • 概要を大きく捉えつつ、講座後も受講者個人が掘り下げていくことが出来る内容になっていたので今後につなげることができると思います。全く点字について知識がなかったのですが、入りやすい内容の講座でした。(職員)