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2022年6月16日(木)SPIRITのInternet Explorerサポート終了について

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2018.10.18

日時 2018年10月13日(土)13:30~15:30
場所 新座キャンパス 4号館 N423教室
講師 綾屋紗月氏(東京大学先端科学技術センター特任研究員・立教大学兼任講師)
参加人数 21名(学生名14名 教職員7名)

実施後記

10月13日(土)「実践! バリアフリー講座 発達しょうがい理解と支援と実践」を新座キャンパスで開催しました。今回のバリアフリー講座は、発達しょうがいの理解と実践について、当事者である綾屋先生からお話をしていただきました。学生と教職員合わせて21名が参加した今回の講座では、初めに「自閉症はコミュニケーションの障害」と言われるけれど、コミュニケーションの障害は発達しょうがい者のみに原因があるのではなく、相互の関係の中で生じるものであるという、大切なことを学びました。

次に、綾屋さん自身が、幼少期からどの様な難しさを抱え過ごしてきたのかということを伺いました。幼少期に描いた絵や写真を元に、「周りの人と自分の間に見えないガラスの板があるような感覚」、「英語のスペリングがちらつき、一つ一つのアルファベットの一部しか見えず、単語を読み取ることの大変さ」、「文字や音で伝えられる情報がいかに理解しにくいものであったかという難しさ」「一点をズームにして見てしまう、私たちとは全く違った視界」といった、当事者ならではの感覚を、私たちにも理解できるように教えていただきました。

講師の綾屋先生について、菅谷課長からご紹介。

相手に変化を求めるのではなく、問題を感じた本人が自分の問題に取り組むことが大切、という点から、講座の後半では参加者の学生に壇上に上がってもらい、当事者研究を行いました。学生が悩んでいることを取り上げ、学生自身の問題として考えるのではなく、その事象のみを取り出して、参加者全員がコメントを出し合いました。参加者1人1人が自分の体験などを元に、熱心にコメントをしていたことが印象的でした。

参加した職員からは、「講師の実体験もさることながら、後半の実践当事者研究を間近で体験できたことがよかったです。英字が読みにくいなど、教務上で見聞きした症状があり、理解が深まりました。」という声を頂きました。その他、参加された皆さまから多くの感想を頂きました。下記参加者の声をご覧ください。

発達しょうがい当事者であり、当事者研究で著名な綾屋先生のお話を伺う貴重な機会だったこともあり、今回のバリアフリー講座には多くの方が参加してくださいました。特徴について少しずつ理解を深めるとともに、まずは自分の問題として考え、自分が代わることの大切さを学ぶことができました。登壇してくださった綾屋先生、そして参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。

当事者ならではの言葉で困っていることを
伝えて頂きました。​

参加者の声

  • 発達しょうがいの当事者研究というのははじめてだったので今まで聞いてきた発達しょうがいの話よりも身近に感じることができて良かったです。また、後半にやった当事者研究では他の人の考えを聞くことができておもしろかったです。ありがとうございました。
  • 当事者研究というものを初めて知りました。すごく興味深い内容で、自分の困りごとを自分で解決する、というのは目からうろこでした。おもしろかったです。ありがとうございました。
  • 知らないというか、今までわからなかったことを少しわかったという感じがした。当事者研究を私もしてみたいと思った。してみることで、今までの自分の行動を理解、反省することが出来て、それが自分の生活への次のステップになればすごくいいことだと思った。

講座の中で、参加者全員コメントをしました。