2022年6月16日(木)SPIRITのInternet Explorerサポート終了について
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麻しんは麻しんウイルスによって起こる感染症です。 2007年春に、子供の頃に受けたワクチンの効果が薄くなった大学生を中心に大流行し、 2016年には空港での集団感染もありました(その後ワクチン追加接種を実施し、若年層の新規感染者数は減っています)。麻しんは空気感染で感染力が強く、感染してしまったら90%以上の人が発症するといわれています。死亡率が高く、合併症も多く、罹患後数年たってから起こる進行性の重傷な脳炎を起こす可能性もありますが、特効薬がありません。 その為、世界中で麻しんを排除するための対策がとられ、日本でも2012年までに麻しんを排除しその状態を維持するという目標を掲げ対策をとり、2015年3月にWHOより麻疹については土着株が存在しない「排除状態」にあることが認定されました。しかし、海外からの輸入感染はまだまだ見られる状況です。
発熱・咳.鼻水など麻しんの初期症状は風邪の症状とよく似ています。大きな違いはコプリック斑(口の奥のほうにできる白い水泡)や赤い発疹が出ることです。発熱などの症状が出る1日くらい前から、発疹が消えたあと3 ~ 4日はまわりにうつす可能性が高いため、注意が必要です。
麻しんの予防方法は、ワクチン接種です。麻しんにかかったことがない、ワクチン接種を受けたことがない、またはワクチン接種が1回のみの人は、速やかに最寄りの医療機関や保健所に相談の上、ワクチン接種を受けられることをお勧めします。ワクチン接種後は、年数の経過とともに、免疫力が低下することがあり、1回のワクチン接種では約5%の人には免疫がつかないと言われ、強固な免疫獲得するためには2回のワクチン接種が必要と考えられています。2回のワクチン接種をすることで、例外はありますが、ほぼ100%免疫を獲得できると言われています。麻しんは春期から夏期にかけて、 例年発生報告が増加する感染症です。ワクチン接種を早い時期にしつかり受けることが予防につながります。
教育実習などの実習や海外留学では、 麻しんに対する免疫を持っていることが参加の条件になっています。ワクチン接種を受けたことがある方も、十分な免疫があるかどうか調べる必要がある場合があります。免疫の有無を調べるのは抗体検査(血液検査)です。
ワクチン接種・抗体検査についてのご相談は各キャンパス保健室まで
麻しんに罹った場合は、 発熱やせきなどの症状を楽にする治療(対症療法)が行われます。 ワクチン接種をしたことのある人は、 発症しても症状が軽くてすむことが多くなります。 一方、 ワクチン接種をしたことがない人や麻しんに罹ったことがない人は、かなり重い症状が出る可能性があり、 一人暮らしなど介護者がいない場合は入院も考える必要があります。 「学校感染症」のため所定の手続きを行うと欠席扱いにはなりません。
~注意すること~