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2022年6月16日(木)SPIRITのInternet Explorerサポート終了について

2022年6月16日にMicrosoft社によるInternet Explorerのサポートが終了しました。
それに伴い、SPIRITにおけるInternet Explorerのサポートも終了します。
これまでInternet Explorerを用いてSPIRITを閲覧されていた方は、Google Chrome、Microsoft Edge、Firefox等他のブラウザをご利用ください。

大学のプログラムを利用した海外プログラムに参加する場合の海外旅行保険の加入について


 立教大学では、大学の指定する海外旅行保険への加入を必須としており、ご相談いただいても免除していません。理由は以下に記載の通りですので、指定する保険に加入することを前提に大学のプログラム参加をご検討くださいますようお願い申し上げます。
大学指定の保険への加入にご同意いただけない場合、大変申し訳ありませんが、大学のプログラムへの参加を取り消します。また、加入せず渡航した場合も取り消しを行いますのであらかじめご承知おきください。
 経済的負担が大きくなることについては、理解をしておりますが、下記のような事実を周知しみなさまにご理解いただいた上でご加入をいただいておりますのでご一読の上、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

補償範囲と加入方法について

 立教大学の実施する海外プログラムでは、大学の指定する海外旅行保険への加入を義務付けています。立教大学では東京海上日動火災保険の「付帯海外*」を導入し、TSS(トータルサポートサービス)とセットでの加入を必須としています。このTSSでは、24時間365日無料通話でオペレーターとつながり、最寄り医療機関の紹介を受けたり、キャッシュレスによる医療機関での受診、医療通訳手配、緊急医療搬送の手配、賠償責任、携行品損害のようなトラブルへの相談、救急救命医、看護師への緊急医療相談、心のカウンセリング(臨床心理士)、専門医電話相談サービス(予約制)を無料で利用できるメリットがあります。また非常事態発生時には現地専門機関と連携した上での海外救援サービスが利用できるため、留学で起こりうる多岐にわたるトラブルを包括的にサポートしています。
 海外旅行保険による補償内容(補償される上限金額やトラブル等)は、参加するプログラムによって若干異なりますので、補償内容の詳細はプログラム主催部局に確認を行ってください。なお、加入手続きは立教ほけんプラザ経由で行います。
 立教ほけんプラザにオンラインで来店予約を行い、対面で手続きを完了させ、渡航の1か月以上前までに加入手続きを完了させる必要があり(手続き等の指示はプログラム主催部局のオリエンテーションで確認してください)、保険料の支払いはオンラインのクレジットカード決済で行えます(カード名義は保護者の方でも問題ありません)。確認したいことがありましたら参加プログラム確定後、ほけんプラザにお問い合わせください。

*本学の取り扱う「付帯海学」と公益財団法人日本国際教育支援協会HPに掲載されている「付帯海学」はいずれも東京海上日動火災が取り扱う保険商品ですが、本学の取り扱う保険プランは、本学プログラム用に個別カスタマイズしたものですので、同協会HP掲載の情報とは一致しませんのでご注意ください。

保険料について

 海外旅行保険の保険料は、同様の補償及びサービスを受ける場合に比べて、大幅に安価な金額になっております。安価に提供できるのは、「付帯海学」は、日本の大学495校、年間44,000人利用者があるため、スケールメリットのおかげで安定して安価な保険が提供できる仕組みとなっております。同等の補償を個人で加入された場合、保険会社に拠りますが保険料はおおよそ40%程度割高になります。

二重加入となる場合について(免除について)

 留学先国・地域、大学等で現地の留学生向け保険や国民健康保険への加入が義務となる場合があります。この場合であっても立教大学の指定する海外旅行保険加入は免除しません

 この理由は、①国民健康保険や留学生向け保険の補償が不十分なケース、②保険のサポート体制が不十分なケース、③一時的に全額支払いなどのためキャッシュレスが利用できず即時に医療が受けられないケース、④保険は当該国・地域のみで適用される(旅行で隣国に行った時に利用できない)ケース、⑤渡航後の手続き完了後しか使用できない、⑥事故報告が立教大学に届かないため緊急対応ができない、⑦保険加入漏れによる留学生資格喪失など、様々な懸念点があるためです。
 海外旅行保険利用にあたっては、ほとんどの場合TSS経由で利用することになりますが、相談履歴は大学に共有されます(具体的な相談内容は利用者の承諾がなければ通知されません)。大学ではこのレポートを読み生命にかかわる案件や緊急と判断される場合には、関連各社、大学関連部局、ご家族と連携し速やかな対応を行います。
 なお、立教大学で加入を義務付けている海外旅行保険の「英文付保証明(Certificate of Insurance)」をもって現地保険加入が免除されるケースがありますので、現地大学に対して各自で免除の申出を行ってください。付保証明の発行は、加入後、立教ほけんプラザにご相談ください。申出の結果、現地保険の免除が認められない場合には、申し訳ありませんが、海外旅行保険は二重加入となります。
 留学先大学が免除を認めないケースとしては、①大学の指定する海外旅行保険が留学先大学(国・地域)が求めている条件を満たさない特殊な項目がある、②満たしているが交換留学生については一律での加入を義務付けていケース、③指定する保険の保険会社が当該国の保険財務格付等によって適切と判断されないケースなどが考えられます。
 「現地で免除が認められなかったので現地指定保険に加入する、そのため立教大学指定の海外旅行保険を免除すべき」というお声もありますが、①補償範囲が立教大学しての保険より狭い場合があること、②補償が十分であっても海外旅行保険と同時に加入していただくTSSは当該海外旅行保険に入った方のみが加入できるサービスであり、TSSへ加入していただくことも立教大学が保険を指定する理由の大きな要因であるため、TSSへの加入ができなくなる加入免除をすることはできませんので、なにとぞご理解ください。

クレジットカード付帯の海外旅行保険について(免除について)

 例年、クレジットカードに付帯する海外旅行保険があるので、加入を免除してほしいというご相談を受けるケースがあります。クレジットカード付帯の保険は、傷害死亡・後遺障害の項目で2,000万円を最高額としているケースがあるため海外旅行保険の補償範囲の読み方に慣れていない方からすると、一見、十分な補償内容に見えますが、同じカードの保険でも治療費用の補償額は200万円〜300万円程度であることが一般的です(一部のプラチナカードで治療費の上限額は2,000万円)。
 実際に海外旅行保険を利用するケースで、金額が高額となるケースとして最も多いのは「治療費用」です。過去には、海外での医療機関で、外科的治療を受けた際に、500万円〜3,000万円を超えるケースも発生しております。また、本学ではありませんが、保険会社の報告では過去には5,000万円を超えたケースもあります。このような事情から、立教大学が指定しているプラは、全てのプログラムにおいて5,000万円または無制限に設定をしています。ほとんどの場合、クレジットカード付帯保険は不十分であるため、クレジットカードの保険は海外留学において適切と考えられる海外旅行保険とはみなしていません。
 万が一、みなさん(ご子息ご
息女)が緊急の医療を受ける事態が発生した場合、治療費のことより生命を優先させる判断をされるかと思います。多くの場合、緊急医療を受けさせるため、いかなる金額であっても承認することになると思いますが、保険がカバーする上限額を気にして医療行為をやめる選択をすることは極めて難しいと思われます。
 そのため上記の通り十分な保険に加入していないと、治療終了後の請求額が想定していたものをはるかに超え、支払いができない事態*が発生しかねません。さらに入院費や個室利用、保護者の方の渡航・滞在費、通訳などを考えますと、クレジットカードの保険は大学指定の海外旅行保険の限度額を超えた場合に追加的に利用する程度の保険と見たほうが良いでしょう。

*一部の支払は、海外療養費制度」が使える場合がありますが、この制度は「還付制度」であり、一時的に全額現地で立替による支払いを行う必要があります。海外療養費制度」については、お住いの自治体等にご確認ください。

補償内容の落とし穴

 近年、一般の海外旅行におけるケースですが、十分な治療費用の補償がされていない保険に加入していため、医療機関が治療費の回収が困難と判断し、受け入れを拒否し、たらいまわしになった結果、症状が重篤化したケースを把握しています。仮に、ご家族がそれでも良いと判断したとしてもクレジットカード付帯の海外旅行保険や、補償が十分ではない海外旅行保険での留学は大学のプログラムとしては認められません。

個人で留学される方

 大学のプログラムを介さず個人で留学する方は、大学の指定する海外旅行保険への加入はできません。同様の保険に加入することは可能ですが、この場合の保険料は割引価格とはなりません。詳しくは立教ほけんプラザにご相談ください。なお、個人の渡航の場合、大学は海外旅行保険の指定をしておりませんが、上記の通りですので、十分に検討した上で保険を選ぶようにしてください。