グループコミュニケーションのツールであるメーリングリストや電子掲示板は、参加する人のことを考えて行動することが基本です。以下のような点を考慮して参加しましょう。
気をつけたいこと
その場のルールに従う
それぞれの主催者が示しているルールに従って参加しましょう。あるテーマについてメッセージを交換しているメーリングリストならば、テーマからはずれた内容を繰り返し送信するのは、ルール違反です。
もし、参加しているグループのルールそのものに賛成できない場合は、自分の主張を繰り返すのではなく、グループへの参加そのものを避けた方がいいでしょう。
それまでのメッセージに目を通す
電子掲示板やニュースグループなどメッセージ蓄積型のシステムでは、自分が発言する前に、これまでのメッセージに目を通しておきましょう。どのような話題が話されたのかがわかりますし、雰囲気をつかむこともできます。
これまでのメッセージをまったく読まずに、すでに議論された内容を持ち出すのは良い態度とは言えません。議論を実りあるものにするためにも、過去のメッセージをざっとでもいいですからチェックし、理解してから参加するようにしましょう。
自分の発言には責任をもつ
ネットワークのコミュニケーションの特性として、顔が見えないことから、相手の反応が分からず、一方的な内容の発言になることがあります。感情的な発言から、互いの気持ちがこじれて、オンライン上の喧嘩(フレーミング)となることもあります。
議論は大いに結構ですが、相手の人格を傷つけたり、揚げ足を取ったりする発言や、相手を攻撃するようなメッセージの応酬は慎みましょう。あなたの発言はグループに参加するみんなに読まれます。自分の発言に責任をもちましょう。
仲間うちだけで分かる言葉を使わない
参加するグループのメンバーにもよりますが、参加している人みんなに分かるような表現を心がけましょう。ジャーゴン(仲間うちだけで分かる言葉)や、一般的でない略語が多いと、後から参加した人は意味が分からず、仲間に入っていけないと疎外感を感じることにもなります。閉鎖的にならず、オープンな場にするよう心がけましょう。
何かを「お返し」する心構えで
多くの場合、インターネットではボランタリーな情報共有が行われています。質問に答えることを業務にしているのではなく、「互いに知っていることを教えあう」ことで、共に豊かになろうとする conviviality(共愉)の精神で運営されているのです。ですから、何かを教えてもらったら、自分が知っている何かを誰かにお返しするという心構えで使うと、すんなりその文化になじめます。
お返しするものがなにもないときは、お礼の言葉をお返しすればいいのです。「コメントありがとうございました」というちょっとした一言を書く習慣をつけておきましょう。
インターネットへの「悪ふざけ」書き込みに関する注意
近年、飲酒運転やキセル乗車などの違法な行為を自慢するような文章がインターネット上の掲示板やブログなどに掲載され、社会問題となっています。本学においても、学生がインターネットに書き込んだとされる内容について、問い合わせを受けるケースが発生しています。
インターネットは公共の場です。閲覧に制限のないブログはもちろんのこと、mixi 等の SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上の日記についても、不特定多数の人が閲覧できるという意味において、「公の空間」なのです。こうした場所での軽率な書き込みは、世間に対して誤解を招くばかりか、数多くの人を巻き込み、傷つけることにもなりかねません。場合によっては、警察の取り調べを受けたり、法的な処分が下されることもあります。
インターネットに書き込んだ文章は、たくさんの人が見ているのだという自覚を持ち、一人ひとりが節度ある行動をとるようにしましょう。
メーリングリストやホームページ活用のルールとマナー
インターネット上でのホームページ公開は、「公共の場で情報を発信する」という社会的な責任を伴います。ホームページの内容が、作成者の意図になくても他人に誤解を与えかねない内容や表現については、十分注意してください。
立教V-Campus における学生や教員による一般ホームページの公開は、教育・研究活動、サークルなどの課外活動の一環を目的としています。以下のような内容は掲載しないでください。
- 法令および本学の規程に反する情報
- 本学の品位を損傷するような表現や内容
- 知的財産権を侵害する情報
- 個人の権利または利益を侵害する情報
- 個人および組織等を誹謗中傷する情報
- 公序良俗に反する情報
- 虚偽の情報
- 営利を目的とする情報