1999年4月、立教大学は当時研究用として整備されていたインターネット環境を学生が多彩に活用できるよう大幅に増強して「立教バーチャルキャンパス(Rikkyo V-Campus)を構築し、運用を開始しました。
V-Campusは大きく分けて、「V-Campusインターネット」「V-Campusイントラネット」の2つがあります。
「インターネット」は皆さんがご存じの通り、全世界に発信できる情報を置くことのできる区域です。
これに対し、「イントラネット」は、インターネットの技術を使って、大学内のネットワークを構築したもの、つまり、「ミニチュアインターネット」のようなもので、大学内のみで限定して公開したいという情報が置かれている区域です。
「休講情報が自宅のパソコンから見られない」というのは、休講情報をはじめとする教務情報が「イントラネット」に置かれているためです。
今までは、インターネット接続の普及率を考えても大学内のみでの情報閲覧で、さほどの不自由を感じなかったかも知れません。
しかし、この数年の、光ファイバーやADSL などのブロードバンド回線の普及により、自宅でのインターネット接続が当たり前の時代になってきました。
これに伴って、大学の関係者であれば、手軽に自宅の環境からでもイントラネットの情報を共有したいとの声が高まりました。
そこで設けられたのが、セキュリティを維持しつつ、インターネットとイントラネットを結ぶ「関所」ともいうべき門です。
インターネットを経由してアクセスする場合は、この関所で「ID」と「パスワード」を聞かれ、答えられた者のみが中に入ることができるというわけです。
企業などでは、ファイアーウォールの設定によりアクセスできない場合があります。
イントラネットのアクセスで見られる情報には、以下のようなものがあります。
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休講情報などの教務情報
- 図書館オンラインデータベース
- 研究室のサーバーや学内専用サービス
- その他、学内専用エリアで公開されているWebサイト・Webページ