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​​主体的に学ぶために

ボランティアセンター・センター長 首藤若菜(経済学部教授)

2021年4月からボランティアセンター長をつとめることになりました。どうぞよろしくお願いします。

皆さんは、「ボランティア」と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。地震や豪雨などの被災地に入り、がれきの撤去作業などを手伝う災害ボランティアをテレビで見たことがある人は多いと思います。福祉施設で高齢者やしょうがい者の介助、小中学生への学習支援の活動、選挙活動の支援などが頭に浮かぶ人もいるでしょう。東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて大規模に募集されたスポーツボランティアを知っている人もいるでしょう。

Volunteer(ボランティア)の語源は、ラテン語のVolo(ウォロ)にあると言われます。Voloとは、「意志」「志願」を意味する言葉であり、そこから「自発的に行う人」、さらに「自発的な意志に基づき他人や社会に貢献する」という意味で「ボランティア」という言葉が使われるようになりました。

語源から考えると、ボランティアとは、自発的・主体的に社会に関わる活動をすることを意味します。そして、そうした姿勢や精神は、まさに大学生活のなかで涵養していただきたいことでもあります。

立教大学では、「専門性に立つ教養人」の育成を教育方針に掲げています。リベラルアーツの素養と専門性を身につけるとともに、他者と共生し、社会的実践力を育む教育を重視してきました。立教大学に進学した皆さんには、それぞれの分野で専門的な知識を獲得していくとともに、そうした知識を用いながら実社会に積極的に関わってほしいと考えています。

学問は、社会と無関係に存立しているわけではありません。自らの問題意識を実社会にぶつけ、社会的課題にどのように向き合えるのかを学外の人々と連携しながら考えてみることは、学びを深める意味でも大切です。そしてボランティアとは、そうした経験や思考を積み重ねていく場でもあります。

本学のボランティアセンターは、2003年に設立されました。これまで学生ひとり一人の経験や想いに応えられるよう数多くの団体と連携を取りながら、様々なボランティアの場、多様なボランティア・プログラムを展開してきました。

また、大学に入ったけれども何を勉強したいのかよく分からない、と感じている人も、ボランティア活動に携わるなかで、自分の興味関心を見出せるかもしれません。地域や社会に関わることで、専門分野の学びに関する疑問が沸いたり、学びたい分野が見つかったりすることもあります。

ボランティアセンターには、何かに挑戦したいという想いを持つ学生が大勢訪れます。皆さんも、ぜひ一歩を踏み出してみてください。