2022年6月16日(木)SPIRITのInternet Explorerサポート終了について
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全学共通カリキュラム中国語基礎1担当:森平 崇文 教授
「中国語基礎1」ではこれまで統一の教科書を採用し、学期末に統一テストを実施してきた。科目担当者を自ら選ぶことのできぬ履修者に、できる限り均質な授業内容を提供し、より公平な成績評価を与えるためである。初めてのオンライン授業、しかもリアルタイムで実施する場合、一番の懸念はより均質な授業内容と 公平な成績評価を1,500人以上の履修者と全50クラスで維持するには如何なる方法が適切か、ということで あった。 検討の結果、中国語教育研究室では最大300人まで受講できるZoomの特性を活かし、50クラスごとに各科目担当者がオンライン授業をするのではなく、専任1人と教育講師5人が曜日と6の授業グループごとに分担し(月曜3・4限、火曜1・2限、火曜3・4限、水曜1・2限、木曜 1・2限、金曜3・4限)一方向によるリアルタイムのオンライン授業と決めた。一方向にしたのは学生への個別対応とやりとりの必要がないため、履修者数の多寡に関係なく授業を行うことができるからである。授業時間は70分までとし、残りの時間は質問や意見交換、毎回出される課題に取り組む時間とした。 今年度から採用した統一の教科書には著者によって各課のパワーポイント教材が作成されており、著者及び出版社の同意を得て、立教のオンライン授業でもパワーポイント教材の利用が可能となった。この教科書付属の教材を基礎に専任教員と教育講師の6人が授業を行うことで、より均質な授業の提供を目指すことにした。履修者が300人を超える済理と社営の授業グループは2クラスに分けて2人の教員が分担し、また授業担当者の急病やPCトラブルで急遽授業が不能となった場合の措置として、授業担当者以外の教育講師でその時間に授業のないものが交代で待機し、不測の事態が発生すれば代講できる体制を整えた。さらにZoom等のトラブルが発生し、オンライン授業がリアルタイムで実施できない事態を想定し、一部の授業を録画しておき、後日録画したものを視聴させるといった措置をとった。 統一テストに替わる成績評価方法であるが、12週24回の授業で毎回課題をBlackboardに提出し、その点数の総計によって成績評価をすることにした。各週第1回は教科書の本文から指定された2文を発音し録音するもの。各週第2回は授業で習った文法事項に関する選択問題と作文問題を手書きで提出する筆記問題である。筆記課題を手書きにしたのはPCやプリンターがなくてもスマホ等で提出が可能であることと、手書きにすることで不正行為をできる限り防ぐためである。課題のBlackboardへの提出方法については、PC版とスマホ版、それぞれのマニュアルを研究室で作成し、第1週に関しては課題の配点を下げ、提出期間を通常より長くすることで課題の作成と提出に慣れる準備期間とした。 オンライン授業を担当されない兼任講師の先生方には担当されるクラスの履修者に対し、毎週2回提出する課題の採点、コメントをお願いした。またオンライン授業は一方向のため、授業内でのチャット等による 履修者からの質問には答えず、替わりに授業内容に関する質問は全て各科目担当者が対応することにした。 オンライン授業による不足を補うため、中国語教育研究室では複数の補助教材や自習教材を作成して Blackboard上にアップし、授業外学習の一助とした。発音に関しては20分程度のオンデマンド教材を5回分作成した。これは授業週が本来の14週から12週に短縮されるため、その分授業内で発音に割く時間が減少するための措置である。更に教科書に出てくる単語をまとめた単語帳、文法補助教材、自習教材として穴埋め・並び替え問題をアップした。これらはすべて教育講師が中心となって作成した。 今学期オンライン授業を振り返り不十分であった点として、授業担当者と課題を提出する科目担当者が異なることへの周知が履修者に徹底できなかった点、教科書が5月末の段階でも一部履修者に届かなかった点が挙げられる。
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中国語の発音と基礎文法を習得し,基礎的なコミュニケーション能力を養うことを目標とする。中国語の表音文字である「ピンイン」の読み方,書き方を学び,同時に簡体字も修得する。
週2回一括履修。全クラスで統一教科書,統一シラバスによって授業を進める。学期中を通して,中国語学習のすべての基礎となる発音の習得を重視する。さらにペアワークを通じての会話練習やリスニング練習などにより基本的なスキルを習得する。