ICPSRとは、社会科学に関する調査の個票データを世界各国や国際組織から収集・保存し、それらを学術目的での二次分析のために提供する世界最大級のデータアーカイブです。ICPSRが提供するデータアーカイブには、様々テーマで収集された500,000を超えるファイルが所蔵されています。
立教大学はICPSR国内利用協議会を通じて ICPSRに加盟しており、所蔵されているデータの大半を学術目的で自由に利用することできます。
ここでは、ICPSRサマープログラムの参加について紹介します。
ICPSRサマープログラムについて
ICPSR(Inter-university Consortium for Political and Social Research)は、社会調査データを世界各国から収集・保存し、二次分析のために提供している世界最大級のデータアーカイブで、立教大学もICPSR国内利用協議会を通じて加盟しています。
ICPSR は個票データの提供だけでなく、統計手法や量的研究に関する夏期セミナー(サマープログラム)を毎年米国ミシガン大学内のICPSR本部で開催しており、世界中から多くの大学院生や研究者が参加しています(日本からも毎回10~20名が受講)。
このプログラムでは、研究設計やデータ分析手法の基礎的な方法論・実習から特定分野の高度な研究に至るまで、幅広くかつ総合的なカリキュラムが設定されています。
立教大学の教員・大学院生(学部学生は対象外)には、以下のメリットがあります。
① 会員機関所属者向けの参加費で参加できます。
② ICPSR国内利用協議会から参加援助費を得られます(使途は自由)。
<重要>2024年度サマープログラムの注意点
1)2024年度のSummer Programはハイブリッド形式で開催されます。
※対面式の会場はミシガン大学Ann Arborキャンパスでの開催
2)立教大学の学生・教員の参加費は、General Sessionの1講座を参加の場合$2600、2講座の場合$3800ドルとなります。また、Topical Workshopsの参加費は$1,600~$1,800となります。
※2024年4月30日以降のお申し込みは、参加費が割高となります($2,600→$2,800.$3,800→$4,300)。
※なお、以前にSummer Programに参加された方は、指定のポータルサイトから申込登録する際に以前の参加について入力すると、料金が自動的に15%引きになります。その他の割引については本部WEBサイトをご確認ください。
3)【登録期限】
・General SessionはSession I、Session Ⅱで登録期限が異なります。
Session I:2024年6月2日(ET).
Session Ⅱ:2024年6月30日(ET).
・Topical Workshops:
HPに記載されている開始日の前の木曜日午後11時59 分(ET)
4) ICPSR国内利用会議より補助金を提供予定です。2023年度ではGeneral Sessionに10万円、Topical Workshopsに5万円を支給いたしました(用途は自由)。4月以降に、ICPSR国内利用会議HPに詳細を掲載予定です。
5) 受講したワークショップ、セッションに関するレポート(アンケート)の提出を補助金受給者の義務とし、補助金受給者の方に、次年度オリエンテーションへのご協力をお願いする場合があります。
プログラムへの参加方法と注意点
参加を希望する方は本部 web サイトにアクセスして各自で参加登録する必要があります。
General Sessionsはこちら
Topical Workshopsはこちら
・General Session、Topical Workshopsの日程は下記のとおり
【General Session】
Session I : 6/10 - 7/5, 2024
Session II: 7/8 - 8/2, 2024
【Topical Workshops】
5月中旬より順次スタート
2024年度参加予定者のオリエンテーションは、下記サイトより追って案内がなされます。
プログラムの詳細情報・参考となる情報
プログラムの概要や雰囲気・周辺環境・留意点などについて語られていますので、ぜひ参考にして下さい。なお、記事中にある参加費免除は、2014年度からなくなりましたのでご注意下さい。
宿泊について
Summer Program 参加期間中の宿泊は基本的に「サブレット」(学生が借りているアパートの部屋などを、夏休み期間中「また借り」する形式)になります。サマープログラム案内ページの「Visitor Information」にあるリンクを通じて各自で探し交渉してください。
この件に関するトラブルについては、立教大学・社会情報教育研究センター・ICPSR 国内利用協議会・ミシガン大学・サマープログラム運営本部は一切関知しませんのでご注意ください。
サブレットの交渉は早めに開始されることをお薦めします。
査証(ビザ)について
日本国籍の場合、短期商用・観光等の90 日以内の短期滞在目的で米国を訪問される場合は査証(ビザ)が免除されていますが、電子渡航認証システム(ESTA)に従って申請を行う義務があり、米国行き航空機に搭乗する前にオンラインで渡航認証を受けなければなりません(事前に認証を受けていないと航空機等への搭乗や米国入国を拒否されます)。
ESTA は2年間有効ですが期間内でもパスポートの有効期間が切れると無効となるので注意して下さい。
社会情報教育研究センターではICPSRサマーセミナー参加者インタビューを掲載しています。
ICPSR国内利用協議会・統計セミナー
ICPSR国内利用協議会では、協議会に加盟している機関の教職員・大学院生を対象に、社会科学に関する統計セミナーを開催しております。